宝くじといってもロトやビンゴやナンバーズ(数字選択式宝くじ)の話

宝くじ

ロト7、ロト6、ビンゴ5、ミニロト、ナンバーズ…

自分で数字を選んで当てるのが「数字選択式宝くじ」です。

当たるのもハズレるのも自分次第、普通くじ(ジャンボ宝くじなど)とは、また違った楽しさがあります。

ここでは、「数字選択式宝くじ」の特徴について説明しましょう。

「数字選択式宝くじ」とは?

「数字選択式宝くじ」とは文字通り「数字を選ぶ」宝くじ。

抽選機から選ばれた数字と自分が選んだ数字が一致した数によって当選金額が決まる、超簡単で超シンプルな宝くじです。

・発売日…毎週(原則1年中)
・販売所…宝くじが買える場所
 ※ビンゴ5は売ってない所もある。
 ※着せ替えクーちゃんは宝くじ公式サイトのみ。
・金額…1口200円または300円
・抽選方法…抽選機を使う

その他の特徴として
・抽せん会はネットでライブ配信
・当選者がいない場合は、再抽選あり
・当選金額は、毎回ほとんど変動する

特に注目すべきは、抽選会の様子がほぼ毎日ネット配信されること。

地味ではあるけれど、矢が放たれナンバーズの番号が決まる瞬間や、ボールが落ちてロトの当選番号が読みあげられる様子など粛々と進められていて、独特の雰囲気があります。

普通くじとの違い

「数字選択式宝くじ」と「普通(開封)くじ」はちょっと違います。

◯販売数が決まっていない

例えば普通くじの代表ともいえるジャンボ宝くじの場合、販売枚数が決まっています。

そして、その紙(証票)には、組番号、番号が最初から印刷されています。

「数字選択式宝くじ」には、そういう概念はないと言ってもいいでしょう。

◯当選するのもしないのも自分次第

売り場のお姉さんに「連番10枚ちょうだい!」と言って3,000円を渡すと「はい!」と言って、お姉さんが選んだ(あるいは、店頭においてあるセット)をくれます。

ある意味、高額当選金が当たるか外れるかは、売り場や売り場のお姉さん次第ですよね。
(もちろん、外れるのはお姉さんのせいでもないし、高額当選の宝くじを渡してくれるかもしれないのもお姉さんですから、どっちもどっちなわけです。)

でも数字選択式宝くじは、全て自分次第。
決められた数字の中から、決められた数を選ぶだけ。

当たるのも当たらないのも全部、自分次第なのです。

当選数字は専用の抽選機で選ばれる

それぞれ、専用の抽選機があります。

・ロト…夢ロトくん

例えばロト7なら「夢ロトくん」という「電動攪拌式遠心力型抽せん機」から、7個の本数時と2個のボーナス数字が選ばれます。

他のロトも、使うのは夢ロトくん。
入れるボールの内容が違うだけです。

ビンゴ5…ビンゴ抽選機「電動遠心力型抽せん機」
ナンバーズと着せ替えクーちゃん…「電動式風車型抽せん機」

「電動風車型抽せん機」は、普通宝くじの時にお馴染みですね。

ナンバーズ3なら3つ、ナンバーズ4・着せ替えクーちゃんなら4つ、そしてジャンボなどの普通くじの時は9つの風車が用意されます。

「数字選択式宝くじ」それぞれの特徴

「数字選択式宝くじ」には、ロト7、ロト6、ビンゴ5、ミニロト、ナンバーズ、着せ替えクーちゃんの6種類あります。

それぞれの特徴を簡単に紹介します。

(※着せ替えクーちゃんは数字ではなく絵柄ですが、ここに入れておきます)
(※以下、金額に関する数字は全て理論値です)

ロト7

ロト7の用紙

300円で10億円!が当たるかもしれない…

そんな夢を抱きながら選べるのがロト7です。

選ぶのは「1~37までの数字の中から7個」

ロト7の概要

・一口 300円
・抽選日:毎週金曜日
・抽選:本数時7個ボーナス数字2個が選ばれる
・1等当選金:約6億円(理論値)上限は10億円
・1等当選確率:約1千万分の1(10,295,472通り)

この気の遠くなりそうな当選確率を見ると、“当たりそうもないな”と思っていしまいがちですが、実際当たっている人はいるんですよ!いるんです!

◯ボーナス数字

ロト7の特徴の一つでもある「2つのボーナス数字は2等と6等の当選を決める為」だけに選ばれます。

・2等=本数時6個とボーナス数字2つのうち1個が一致…当選金は約730万円。
・6等=3個の本数時とボーナス数字1個または2個一致…1000円(固定)。

ロト7が初めて発売された時、選ぶ個数が、ロト7は37個の中の7個で(ロト6は43個の中の6個なので)“あれ?ロト7の方が当たりやすいんじゃない?”という錯覚を覚えました。(単純に7/37と6/43と思ったんです)…が実際は、選ぶ数字が多い分、組み合わせ数が増え当選確率が下がるんですね…
キャリーオーバー
ロト7とロト6は「キャリーオーバー」と言って、当選者がいなかった場合、または1口あたりの当選金が最高額を超えた場合、その超過分を次回の1等当選金総額に繰り越します。

これによってロト6の1等の最高額が6億円、ロト7に至っては10億円となります。

ちなみに…
最近でいうと、10億が出た日は2021年2月5日でした。

当選結果を眺めてみると、1等当選の該当者がいない日が数回続くことが、結構あります。

なので1等が1人だったらまず10億になっちゃうんですね。

…当たったら、どうします?

ロト6

loto6の用紙

ロト6の販売が始まったのは1999年の10月1日、抽選日は木曜日でした。
今のように抽選日が週2回になったのは、2011年の4月からです。

当時販売していたのはミニロト。
1等(4千万円)が出たというだけで大騒ぎしたものでした。

でも、ロト6が登場し、1等が理論値でも2億と聞き…夢が一気に広がりました。

ロト6は「1~43の数字の中から6個の数字」を選びます。

ロト6の概要

・一口 200円
・抽選日:毎週月曜日、木曜日
・抽選:本数時6個ボーナス数字1個が選ばれる
・1等の当選金:約2億円、上限は6億円
・1等当選確率:約600万分の1(6,096,454通り)

◯ボーナス数字
ロト6のボーナス数字1個は2等を決める為のもの。
2等=「本数時5個とボーナス数字が1個」が一致…約1000万円。

ロト6の場合は、1等当選者は、1名あるいは2名、3名の日もポツポツあります
1等賞金は、当選者の数で割るため、その分減ったり増えたりしますが、それだけ当たりやすい(ロト7よりは)ということです。

それでも1等該当者なしの翌週にはキャリーオーバーで6億もたまに(最近では2021年2月8日)出てますからね、あなどれません。

一口200円。ロト7より100円安いし、ミニロトやナンバーズと同じ金額…ならば、より当選金額が高いロト6を買いたくなりますよね!

ミニロト

ミニロトの用紙

数字選択式宝くじとして、最初に販売されたのは「ナンバーズ」。
これが予想してみると当たるようで当たらないのです。

…結構難しいもんだな、とイライラしていた頃、このミニロトが販売されました。

ミニロトは、1~31の数字の中から5つの数字を選びます。

ミニロトの概要

・一口 200円
・抽選日:毎週 火曜日
・抽選:本数時5個とボーナス数字1個が選ばれる
・1等の当選金:約1千万円、上限は4千万円
・当選確率:約16万分の1(169,911通り)

◯ボーナス数字

ミニロトのボーナス数字1個は2等を決める為のもの。
2等=「本数時4個とボーナス数字が1個」が一致…約15万円。

ナンバーズのストレートでの当選金は500万ぐらいです。ミニロトの1等は1000万円(いずれも理論値)ですから、私がすぐ飛びついたのは言うまでもありません。

ビンゴ5

ビンゴ5の用紙

数字選択式くじの中でも新顔なのが、このビンゴ5です。

それまでのナンバーズやロトの数字予想とはまた違った、ビンゴ形式の宝くじ。

タテ・ヨコ3マスずつ、中央(FREE)以外の8個のマス目にある、5つの数字の中から1個ずつ、計8個の数字を選びます。

ビンゴ5の概要

・一口 200円
・購入場所:宝くじ売り場または宝くじ公式サイト
・抽選日 毎週 水曜日
・抽選は、各マス、それぞれの5個の数字から1個ずつ数字が選ばれる
・1等の当選金は約555万円
・当選確率は約39万分の1

ロト7がなかなか当たらないし…もうやめようかな、ロト6に戻ろうかな…なんて迷っている時に登場したのがビンゴ5。
“なんだ選択肢は5個のうち、1個、それが8つだけじゃないか…簡単、簡単!”なんて思ったものでした。
…でも、でも、でも、でも…やっぱり39万分に1(1等8ラインの当選確率)。

そう、簡単には当たらないんですよ。

ナンバーズ

ナンバーズ3の用紙 ナンバーズ4の用紙

ナンバーズには3(上)と4(下)があります。

ナンバーズの当選は1等、2等ではなく、それぞれの買い方に一致するかしないかという、かなりシンプルなくじです。

申し込みタイプはそれぞれ4種類(ストレート、ボックス、セット※ナンバーズ3のみミニ)。

抽選機(電動式風車型抽せん機)で選ばれた3桁あるいは4桁の数字とその並びによって当選金額が決定します。

ナンバーズの概要

・一口 200円
・抽選日:毎週 月曜日~金曜日
・抽選:ストレート、ボックス、セット※ナンバーズ3のみミニ
・ストレート当選金
 ナンバーズ4…約90万円
 ナンバーズ3…約9万円

◯数字の選び方

基本は
・ナンバーズ3…000から999まで3桁の数字を選ぶ(1,000通り)。
・ナンバーズ4…0000から9999まで4桁の数字を選ぶ(10,000通り)。

◯ナンバーズの当選条件

当選条件は次の通り
・ストレート…数字の並びが一致
・ボックス…選んだ数字がすべて一致(並びは関係ない)
・セット(一口でボックスとストレート半分ずつ)…どちらかが一致
・(ナンバーズ3のみ)ミニ…下2桁の数字と並びが一致

数字の並びを一致させるストレートが一番難易度が高く、ナンバーズ4は1/10,000、ナンバーズ3は1/100です。

ナンバーズの抽選は毎日(平日)

ナンバーズ開始当初、販売日は金曜日の週1回でしたが、1995年1月から火曜日と金曜日の週2回になりました。

その後、1997年10月から月曜日、水曜日、金曜日の週3回となり、2004年7月から月曜~金曜日の週5回となりました。

私事ですが…
ナンバーズの抽選が週2回のころ、ナンバーズ3の数字予想ブログを書いていました。自分なりの数字の選び方を紹介していたのですが、週3になったらもう追い付かなくて結局ブログを止めた、苦い過去があります。

まとめ

この「数字選択式宝くじ」の販売は1994年に一部の県で始まったそうです。
(全国販売は1995年~)。
最初販売されたのはナンバーズ3と4だけでした。

その後
1999年、ミニロトが
2000年、ロト6が
そして2013年、ロト7が発売されます。
さらに2017年、ビンゴ5が販売開始となりました。

最近では、宝くじ公式サイトで「着せ替えクーちゃん」なるものが発売になっています。

他の宝くじの方が忙しくて、「着せ替えクーちゃん」まだ買っていませんが、その内どんなくじなのか紹介したいと思っています。

それではまた…